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usecase

導入事例

新規開拓に求められる情報を効率的に収集
高精度のAI回答でグループ経営の課題を支援

株式会社電通総研様の事例
株式会社電通総研

株式会社電通総研

グループ経営ソリューション事業部
営業ユニット営業2部営業支援グループ
アソシエイトマネージャー
岩田 正文氏

NIKKEI KAIの導入目的

  • 新規開拓先の企業情報を効率的に調査し、打ち合わせに活用したい
  • 案件引き継ぎ前に、企業情報を深掘りして精度を高めたい

NIKKEI KAIの導入効果

  • 打ち合わせにそのまま使える高品質な回答を得られた
  • 訪問直前でも新規企業に関する質の高い情報を収集できた
  • 次工程チームの提案内容を踏まえた情報収集が可能に

 株式会社電通総研は、2024年1月に株式会社電通国際情報サービス(ISID)から社名を変更。システムインテグレーション事業を中核に据えながら、グループ会社2社を統合してコンサルティング機能とシンクタンク機能を強化しました。
 これらの機能を有機的に結びつけることで、「価値の創出」と「顧客体験の向上」の両面から最適なソリューションを提供しています。近年では、AIなど先進技術の活用を含めた新たな取り組みにも積極的に挑戦しています。

 今回は、「グループ経営」をキーワードに、財務・管理会計システムのソリューション営業を担当する岩田正文氏に、導入の経緯と効果について伺いました。

こんなに整理された回答が返ってくるとは!

NIKKEI KAIの導入経緯を教えてください。

岩田氏:私の所属する営業ユニットでは、グループ全体の事業成績を評価する財務会計や、管理会計におけるソリューションを提供しています。「企業グループ向けに、共通の会計システムをご提供している」というと、イメージしやすいのかな、と。
新たな製品をお届けする営業ユニットでは、基本的に新規開拓が必要です。一日に何件ものお客様と打ち合わせをしなければなりません。また、その際にはグループ経営というテーマに関するお客様の課題感を、会話の中から見つけ出すことが求められます。
打ち合わせの前は、一般向けに開示されている有価証券報告書やプレスリリースからの情報収集も行います。投資やM&Aなどの経営管理上重要なイベントがあると、効果を高めたりするための何らのシステムが必要になる
ーーそのような仮説や背景にある情報を手元に携えて、お客様と会話をするようにしています。

このようなことは、経験あるメンバーなら自然とできていましたが、最近は事業の成長と業績拡大を目指してメンバーを増やしています。そのため、新しいメンバーでも同様のことをできるように、支援が必要になってきています。
また、有価証券報告書などの情報は、競合他社も同じ情報にアクセスできる上、それだけでは具体性に欠けています。より具体的で、生きた企業情報が必要だと感じていたところです。

グループ経営ソリューション事業部 営業ユニット営業2部営業支援グループ
アソシエイトマネージャー 岩田正文氏

NIKKEI KAIを導入いただいたポイントは何でしょうか。

 岩田氏:営業本部側で、NIKKEI KAIの導入を検討していたのが主な理由です。それまではChatGPTなどのディープリサーチや通常のインターネット検索を利用していたものの、どこにでもあるような薄い情報だったり、記事の全文が読めなかったりする問題を抱えていました。いくつかの有料キュレーションサービスの利用も検討しましたが、有価証券報告書などを横断的に検索して集めてきた情報はやはり粒度が粗く、そういった抽象的なデータを基に打合せするのは難しいなと感じました。

 NIKKEI KAIは、いわゆるディープリサーチと違って、凝縮された一般的な情報だけではなく、そこから少しはみ出した背景の情報についても触れられています。ですからそれをフックにして、さらに深掘りすることもできる。もちろん生成された回答を、そのままお客様への資料や会話に使ったこともあります。これほどまでに整理された回答が返ってくるRAG(検索拡張生成)サービスは、他に見たことがありませんね。

実務にすぐに役立つAIの高品質な回答

NIKKEI KAIを、実際にどのようなシーンで利用されているのでしょうか。

 岩田氏:1つ目は、新規開拓のため。新たなお客様へのアプローチの際に、設備投資やM&Aといったお客様の企業活動に関連する情報を集めるために使っています。

 NIKKEI KAIを使っているのは、チーム内の3名のメンバーです。その3名で情報を共有しながら使用していますが、この3ヵ月間の使用で「他のサービスに比べて、きちんとした回答が返ってくる」とか「訪問する際やお客様にアプローチをする際に、そのまま使えそうな情報が多い」といった声が上がっています。使い方に悩むようなことは特にありませんでしたが、最近は効率的に情報を検索できるよう改善を進めています。

 2つ目の用途は、トスアップ(案件引き継ぎ)直前の情報の深掘りです。我々は、お客様からの問い合わせに対して提案し、それがお客様の課題感とマッチ――つまり商材とフィットしそうなことが確認できたら、別のチームに案件として渡す役割を担っています。

 次のチームが着目するポイントは、我々のチームと若干異なるものです。次のチームが確実に案件を引き継いで、お客様と深いコミュニケーションを取れるようにするため、より広く、また深掘りした情報を集めて提供しています。

 具体的には、プロンプトを使って「グループ経営」や企業名だけでなく、「経営管理」や「M&A」「設備投資」などのキーワードに関する情報を集めています。こちらについても、トスアップ先のチームからは「これまで以上に具体的で充実した情報が提供されるようになった」という良い反応をもらえるようになりました。

NIKKEI KAIの導入によって、どのような効果を感じていますか?

 岩田氏:新規の企業情報の調査においては、これまでは有料キュレーションサービスで基本的な情報を押さえながら、企業のウェブサイトでニュースリリースをチェックしていました。ただ、ニュースリリースには私たちにとっては関係のない情報も多く含まれているもの。「新商品を発売しました」という情報は会話の中の小ネタには使えるでしょうけれど、「グループ経営管理の高度化」とのあいだには、ちょっと距離がありますよね。

 NIKKEI KAIを使うようになって、キーワードに沿った必要な情報について、時間をかけず効率的に集められるようになり、なおかつ、その情報の品質も向上したと感じています。人力で企業のウェブサイトを限られた時間に順番に見て探し出す情報よりも、AIがピックアップしてくれた10個の精度の高い情報の中から選ぶほうが、やはり品質は違います。それが、このNIKKEI KAIの良いところです。

 また、トスアップ先のチームのメンバーが必要とする情報や彼らの視点、また彼らのその後の提案内容を意識して、我々も情報収集できるようになりました。チームはどうしてもそれぞれの役割に特化しがちになり、「引き渡したあとの案件の内容はどうなっているのか、案件では何が必要なのか」などを意識することが難しいですからね。 NIKKEI KAIは、チームごとに役割を分担している中で、お互いのチームの業務のことを考えるきっかけにもなっているように思います。

AIを意識することなく自然に使えるAIサービス

NIKKEI KAIのほかに、日経バリューサーチも活用されていたそうですね。岩田さんは両者の違いについてどう感じられましたか

 岩田氏:日経バリューサーチに関しては、今のマーケティングチームのメンバーが、既に我々の製品を利用していただいているお客様向けの情報を収集するのに使っています。お客様のリストを一覧化しておけば、自動的に関連するニュースを収集できるので。

 一方で今の我々は、これからアクションしようとしている新規のお客様についての情報を取りに行く感じなので、NIKKEI KAIのほうが適していますね。「どちらが良い、良くない」という話ではなくて、場面によって使い分けるといいのかなと。

最後に、NIKKEI KAIの魅力を、導入検討中の方に伝えるとしたら?

 岩田氏:NIKKEI KAIは、ビジネスの即戦力として役に立つ唯一無二のAIサービスだと思っています。これまでの企業情報を検索するサービスは、結局はインターネット検索と同じように、「使い手側がデータをどう料理するのか」によるものでした。

 また、AIサービスの多くは、検討中にはすごく良さそうだと思っても、いざ使ってみると、むしろ「できないところ」が気になってくる。NIKKEI KAIはAIによる生成内容が、そのまま使える状態で情報が提供されるのが、一番のポイントです。それに、導入を検討していたときからのギャップが少ないんですよ。

 プロンプトを決めておけば、お客様の訪問直前にスマートフォンで使える手軽さもいい。何より、そのプロンプトに該当する記事が、たくさん登録されているのもありがたいですね。営業活動においては、「AIを使おう」と無理に意識する必要はなく、お客様の参考になる情報を集めるツールとして、自然にNIKKEI KAIを使うのがいいのではないでしょうか。

生成AIと経済情報を組み合わせた新しい法人向け情報サービス「NIKKEI KAI」
株式会社電通総研

株式会社電通総研

www.dentsusoken.com

本社所在地

東京都港区港南2-17-1

従業員数

4,413名(2024年12月末現在)

事業内容

システムインテグレーション、コンサルティング、シンクタンクの機能連携による、社会や企業の変革を支援するソリューションの提供

新規開拓に求められる情報を効率的に収集
高精度のAI回答でグループ経営の課題を支援

NIKKEI KAIの導入目的

  • 新規開拓先の企業情報を効率的に調査し、打ち合わせに活用したい
  • 案件引き継ぎ前に、企業情報を深掘りして精度を高めたい

NIKKEI KAIの導入効果

  • 打ち合わせにそのまま使える高品質な回答を得られた
  • 訪問直前でも新規企業に関する質の高い情報を収集できた
  • 次工程チームの提案内容を踏まえた情報収集が可能に

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