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お役立ちコラム

API連携で業務効率を高める生成AI 「NIKKEI KAI」ー企業システムと連携できる「KAI Agent」

日本経済新聞・朝刊より
お役立ちコラム

本記事は、日本経済新聞での法人向け生成AI「NIKKEI KAI」特集(2025年10月7日)の再編集版です。外部にデータを出すことなく社内システムから直接KAIの回答を表示できる「KAI Agent」をご紹介します。

API連携で社内データと組み合わせ

 生成AIの急速な進化で、企業での調査・分析の方法は大きく変わりつつあります。企業によっては社内に大規模言語モデル(LLM)を構築して、自社の事業環境に沿った回答を得ようとする動きも出ています。「KAI Agent」は企業が自社内に構築したシステムと「NIKKEI KAI」をつなぎ、社内システムから直接KAIの回答を表示できるようにしました。まず、外部システムから回答を呼び出せるAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)に対応します。
 KAI Agentを使うと、自社の調査資料だけでは足りない外部の調査データ部分をKAIが補完、より正確な調査資料を作成できます。例えば、ターゲットとする顧客の業界分析をする場合、社内の営業履歴とKAIの業界データを組み合わせることで、その企業だけの業界動向調査ができます。また、自社の研究開発データとKAIのビジネス情報を組み合わせて、自社の研究開発状況を踏まえたうえで、新しい市場の開拓について検討できます。
 既存のLLMを使った回答とKAIの回答をそれぞれ表示し、比較しながら戦略を立てることもできます。
 新しい市場の開拓には、自社内の情報整理だけでなく、より大きな業界全体の動向把握が欠かせません。KAI Agentは企業の意思決定を正確な分析で後押しする「エージェント(代理人)」の役割を果たします。今後も、より詳細な調査業務のほか、提案書作成や企業比較など利用者の業務プロセスに最適化された機能を提供していきます。

自社システム上に回答を生成

 自動車業界で完成車を販売する業務に携わる企業の場合、販売先のデータは豊富にありますが、これまでは、この自社内データだけでは、販売の傾向をつかむくらいしか活用のすべはありませんでした。また、外部データとの連携はセキュリティーからみて、難しいというのが実情です。
 この課題にKAI Agentは応えます。「今後の自動車販売の動向について教えて」と質問するだけで、KAIのデータベースにある日経や業界専門紙の記事の中で、自動車販売の動向に関する内容と、自社内にある販売データの実績を組み合わせ、販売実績に合わせた、より正確な需要動向を回答に盛り込んでくれます。

企業内ポータルで質問。KAI Agentによって回答を生成し、企業内データと回答を組み合わせて表示

 例えば、「自社の販売車種の売れ行きを踏まえて、『強み』と『弱み』を教えて」と質問すれば、日経や専門業界紙の記事にある売れ筋車種についての内容と自社内の売れ筋の車種を比較し、売れ筋に違いがあれば、自社の〝強み〟や〝弱み〟が明らかになることも出てくるでしょう。このような独自の回答結果を蓄積して社内で共有すれば、経営戦略や営業戦略の立案も円滑になります。ビジネスに特化したKAIのデータだからこそできる生成AIの活用方法と言えます。
 セキュリティーの面でも自社内に構築したシステムなので、外部にデータが出ることはありません。

回答の仕方、使いやすさ追求して刷新

 KAIが生成する回答には「モード」があります。「経済データ」を選ぶと、日経が保有する数値データを中心にした経済データベースから回答を生成します。
 このほど、「経済データ」は新たに記事と経済データを組み合わせた「統合モード」として生まれ変わりました。このモードを使うと、文章と数値データを組み合わせた回答を生成します。生成した文章に関連する経済データを近くにグラフで表示するなど、文脈に合わせたデータを提示し、質問文に文章とデータで分かりやすく答えるようにしています。関連する数値データをさらに活用しやすくして、社内外の会議のプレゼン資料としてより使いやすくなります。

信頼性の高い有料媒体を情報源に回答

日本経済新聞社のコンテンツ・業界専門紙(20紙以上)・企業発表情報

※本記事は2025年10月07日時点の情報をもとに再編集しています。最新の情報はこちらでご確認ください。

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